今日の衆議院解散をどう思いますか?

郵政民営化法案が参議院で否定され、小泉首相は衆議院を解散しました。家に帰って、テレビでどのような報道のされ方をしているのか、是非見てみたいです。

郵政の民営化法案、あるいは衆議院の解散に関して、僕も十二分に理解できているわけではないのですが、僕らの置かれている状況に関しては以下のように思っています。

これまで僕らの両親や祖父母たちの世代が、戦後焼け野原になった日本から、さまざまな好運もあって、経済的にかなり恵まれた状況を作ってくれたと思っています。ところが、その両親や祖父母の世代のひとたちも、いつの間にか、自分たちの既得権や現状を守る側に変わり、それとともにこの国のダイナミズムは急速になくなりつつあります。できるだけ変わりたくないと思っていても、きっと、自分を変えることを余儀なくされることでしょう、それも大きな苦痛を伴いながら。それなら、今のうちに自分を変えていくことのほうが、犠牲や苦痛はコントロールできるのではないか?

既得権を守ろうという勢力は、すべての分野において程度の差はあれ、あるようです。たとえば、アスベストの有害性を理解しているのに、雇用のことを考えて、アスベストの廃止法案に賛成しなかった90年代半ばの労働組合も含めて。

積極的に変わっていこうという強い意志と勇気を持つことができるのか、それがとても大切だと思います。変化があるときに、ビジネスチャンスもあるはずですから。