口コミの力と客観的な評価

今日の日経新聞・夕刊に、インターネット上にあふれる、商品・サービスに関する口コミ情報の記事がでていました。代表的なサイトとして、化粧品情報サイト「アットコスメ」があり、一日平均で3000件ほどの口コミ情報が集まるそうです。その他、購入者の評価がサイトで紹介されているものとして、アマゾンやゴルフダイジェスト・オンラインなどもあります。

「暮らしの手帖」という雑誌があります。中立的な立場から、編集部がさまざまな商品を評価した結果を伝えてくれるもので、高い信頼性を持っていました。(今もそうでしょうが) この雑誌には、宣伝広告はありません。かつて、この雑誌は社会的にかなりの存在感を持っていたように思うのですが、このごろは話題にもあまりなりません。

雑誌にかわって、ここ数年で大きな力を持つようになっているのが、インターネット上に展開される口コミ情報や、価格の比較サイトです。

それと同時に、考えてしまうのは、これらの口コミ情報は、客観的な評価なのか、信頼にあたいするものなのかどうか、ということです。

僕も口コミには影響を受けているように思います。僕の場合は、新聞などの「書評」という口コミです。今日は、週末の新聞で紹介されていた「国家の罠ー外務省のラスプーチンと呼ばれて」(佐藤優著、新潮社刊)を買ってしまいました。