ある大先輩との会話

久しぶりに、国際分野におけるNGO活動で、日本を代表する活躍をされてきた大先輩とお話しをする機会がありました。その方が設立された団体も含めて、多くのNGO、NPO団体は、企業や個人からの寄付金に頼るところが大なのですが、なかなか、企業からの寄付金が集まりにくいということでした。

ここ数年IT分野で大きな成功を収めた若手起業家などとも、お話しをされているようですが、社会的、公的なcause (大義、大目的)のために、すこしでも寄付をされようという方はたいへん少ないようです。(一晩で、1000万円単位のお金を、銀座のクラブで使う人もいるようですが)

一方では、(この前も書きましたが)ビル・ゲイツやジョージ・ソロスなど、アメリカで大成功を収めたビジネスマンたちは、さまざまなcause のために、何百億円というような金額の寄付をしてきています。今日お会いした大先輩も、ゲイツ財団やソロス財団とのお付合いをされているそうです。

一体、この違いはどこからきているのでしょうか?日本の税制にも問題があるようですが、それだけではなく、成功しているビジネスマンたちの資質、器にも、理由があるのではないか、というのがその方のご意見でした。