インターネットによる議決権行使

黒犬通信をお読みいただく方の中で、株式投資をなさっている方がどのくらいいらっしゃるのか?
僕も、普段はあまり時間がないので、熱心に株式投資をしているわけではないのですが、自動引き落としで毎月何銘柄かに投資をしています(いわゆる、累投というものです)。 その他、年に1、2度、個別株の売り買いをしています。

12月末決算の会社の株を持っているのですが、今日は、決議事項に対する賛否の表明、いわゆる「議決権行使」(ちょっと難しい言い方ですが、要は、株主としての投票です)を、インターネットで行いました。数年前までは、会社側から株主総会召集という通知が送られてきて、その中に入っている葉書に、印をつけて投票を郵送する、というパターンでした。最近では、インターネットで、特定のサイト(株主総会議決権行使サイト)にアクセスし、事前に送られてきた番号とパスワードを使って、賛否を表明するということが可能になっています。

今まさに、ライブドアとフジサンケイグループの間で、ニッポン放送の議決権行使をめぐって、両者血みどろの戦いが展開されています。6月にあるニッポン放送の株主総会は、インターネットを使って議決権を行使するよりも、両者の死闘の現場に立ち会いたいという株主も多いのではないかと思います。

いっそのこと、株主総会の様子を、インターネットを使って、すべての人が見られるようにしてもらえると、これまでマスコミとインターネットの掲示板を外野席として展開されてきた「株式格闘技」も、最高潮に達するのかもしれません。