ニッポン放送には驚いた!

ライブドアがニッポン放送の株式35%を取得したという発表には、驚いた。野球のことには、それほど関心を持たなかったのだけれども、今回のニュースはものすごい話しだと思う。日本のメディアの世界は、日本語の壁と、規制に守られて、大きな変革が起きない業界だった。ニッポン放送を子会社化しようと準備を進めていたフジテレビにとっては、まったく予想だにしなかった展開になったきたはず。

ライブドアは、インターネット会社だということになっているけれども、投資会社だ。1980年代、財テクという言葉があり、90年代以降、私語あるいは忌み嫌うべき言葉のように扱われてきたと思う。でも、ライブドアがやっていることは、まさに財テクそのものだ。数日前、ハロルド・ジニーンのことを書いたけれども、M&Aは、ジニーンの得意技のひとつだった。 これからますます日本でM&Aは大きくなっていくだろう。

ライブドアのために700億円の資金調達を行ったのは、ライブドア同様、六本木ヒルズに入っているリーマンブラザーズ証券だとか。
ここには、日本代表のKさんほか、僕がバンカーズトラストで働いていた頃の同僚が、何人か主要なポストで働いている。彼らも、大きな案件をやったものだと思う。

これから1、2週間、どのような展開になるのか。野次馬としては興味津々。


追伸
丸の内起業塾イン福岡にご参加いただいたMさん、お手紙ありがとうございました。